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アイルランド留学で体調を崩したときの対処法 | 病院選びから保険まで完全ガイド

1日の中に四季がある」といわれるほど天気が移り変わりやすいアイルランド。

慣れない環境や日本との気候の違いから、体調を崩してしまう留学生の方も少なくありません。

アイルランド留学中に体調を崩したらどうしたらいいの?」「日本での対処法は知っているけれど、アイルランドではどうすればいいか分からない」と不安になる方も多いのではないでしょうか。

こちらの記事では、アイルランド留学中に万が一体調を崩した場合の対処法について紹介するので、ぜひ参考にしてみてください!

アイルランドの医療レベルについて

結論からお伝えすると、アイルランドの医療レベルは非常に高く、欧州トップクラスの近代的な医療を受けることができます。

アイルランドの医療事情には以下のような特徴があります。

  • 高い医療水準:
    医師や看護師の教育水準が高く、最先端の医療技術が導入されています。
  • 医療は完全分業制:
    日本のように自分で選択した病院やクリニックに行けば全て完結するのでは無く、基本的に地域の総合診療医(GP)に見て貰います。
  • 薬局(Pharmacy)の充実:
    アイルランドではGPの予約に数日かかることも珍しくないため、軽い体調不良の際はまず街の薬局で薬剤師に相談するのが一般的です。主要な店舗は週末も営業しているため、留学生の強い味方になります。

アイルランドの医療事情については、詳しくはこちらをご確認ください。

アイルランドでかかりやすい病気・体調不良

先述したように、アイルランドは「1日の中に四季がある」といわれるほど天気が変わりやすく、年間を通じて曇りや雨、強い風が多い国です。

そのため、現地滞在中に体調面で気をつけておくべき点がいくつかあります。

冬場の日照不足

冬場は日本に比べて一気に日が短くなり、どんよりとした曇り空が続きます。
天気が悪くても、日中に少し外に出て自然光を浴びたり、体を動かしたりすることがメンタル維持のポイントです。

ただし、アイルランドの冬の光量ではビタミンDを十分に体内で合成できないため、現地ではサプリメントを摂取して補うのが一般的です。

②寒さによる風邪

アイルランドでは、夏でも天候によっては防寒具が必要なほど涼しい事が多く、夜間は10℃近くまで冷え込む日もあるため、年間を通して寒さ対策が必要です。

③水(硬水)による髪のパサつき

アイルランドの水は日本と異なる硬水のため、日本の軟水にあわせて作られたシャンプーは泡立ちにくく、髪がきしむ原因になります。

ヘアケア用品は日本から持参せず、現地の水に合わせて作られている現地のシャンプーやトリートメントを現地調達して使うのがおすすめです。

アイルランドの医療システム(GP)と保険の基本

日本とアイルランドでは、病院のシステムが大きく異なります。現地で慌てないために、基本を押さえておきましょう!

1. 日本との最大の違いは「GP(総合診療医)」

  • 日本: 症状に合わせて、自分で専門のクリニック(内科、皮膚科など)を選んで行く。
  • アイルランド: まずは「GP(General Practitioner:総合診療医)」を受診する(※歯科や救急を除く)。

2. GPの受診から薬の受け取りまでの流れ

  1. 予約: 学校に担当のGPを紹介して貰って予約する。
  2. 診察: 1回約15分。診察料の目安は60〜80ユーロ前後。
  3. 薬の購入: GPが発行した処方箋を街の薬局へ持参し、薬代を支払って購入。

アイルランドで保険なしで医療を受けると、ちょっと風邪を引いただけで薬代と合わせて100ユーロ(18,000円ほど)かかります。

日本を出発する前に、必ず補償内容が十分な「海外留学保険」に必ず加入しておきましょう!

なお、学生ビザを取得する場合は、医療保険への加入が法律で義務付けられています。

マルタマルタはAIG損保の代理店です。
お支払い時に保険料を含めた金額をお振り込みいただければ、加入の手続きを代行させていただきます。

詳しくはこちらをご覧ください!

先生(妖精)
先生(妖精)
ひつじ
ひつじ

海外留学保険に加入していれば、後から保険請求できるので、病院と薬局でもらう領収書は絶対に捨てずに保管しておこうね!

薬局ですぐに買える!現地で定番の常備薬

アイルランドのスーパーや薬局で、処方箋なしで買える超定番の市販薬です。

海外で初めて体調不良になって心配、という場合は薬局の薬剤師さんに直接相談すると細かい点を確認した上で適切な薬を出してくれます。

薬の名前主な効果特徴・注意点
Panadol(パナドール)解熱・鎮痛アイルランドの最も一般的な解熱鎮痛剤。
日本のカロナールやタイレノールと同じ成分です。
Nurofen(ニューロフェン)抗炎症・鎮痛炎症を抑える効果が高く、日本のイブのようなお薬です。
Lemsip(レムシップ)風邪の初期症状の緩和タイレノールの粉末をお湯に溶かして飲む、アイルランドの定番「お湯に溶かす風邪薬」です。
レモン味が一般的で日本の葛根湯のように風邪の初期によく飲まれています。
Dioralyte(ディオラライト)脱水症状の予防・水分補給胃腸炎などで激しい下痢や嘔吐がある際、水に溶かして飲む電解質パウダー。
日本のOS-1やポカリスエットのような役割です。

【症状別】アイルランドで病気やケガをしたときの対処法

アイルランドの医療は日本と違い、「診察する場所」と「検査する場所」が完全に分かれている(完全分業制)のが特徴です。

  • 基本の流れ:
    体調を崩したら、まずは「GP(かかりつけ医)」と呼ばれるクリニックで診察を受けます。
    レントゲンなどの詳しい検査が必要な場合は、そこから専門の検査施設を紹介してもらう仕組みです(日本のようにその場ですぐ検査・診断とはいきません)
  • その他の選択肢:
    全て一箇所で済ませたい場合は大きな総合病院に行くこともできますが、「公立病院は待ち時間が非常に長い」、「私立病院は費用がかなり高い」というデメリットがあります。

実際にアイルランド留学中に体調を崩してしまった場合の具体的なアクションを症状別に解説します!

① 軽い体調不良で薬だけ欲しい場合

「少し風邪っぽいけれど、医師の診断を受けるほどではない」という場合は、Tescoのようなスーパーや街の薬局へ行きましょう。

パナドールのような軽めの解熱剤や鎮痛剤、またはレムシップのような風邪の引きはじめに飲むお薬は薬局だけでは無く、スーパーでも購入出来ます。

喉の痛みや鼻づまりなど、風邪の症状が本格的に出てくる場合は、薬局で薬剤師に相談して購入して下さい。詳しく症状を確認の上、適切な薬を出してくれます。

ひつじ
ひつじ

市販薬は海外留学保険の補償対象にならないよ
保険を適用したい場合は、GPで受診して処方箋をもらうようにしてね💊

② 風邪が治らない時や医師の診断を希望する場合

学校が提携しているGPを紹介して貰い、そちらを予約して訪問してください。

検査や専門医の診断が必要な場合や、総合病院あての紹介書を書いてくれます。

③レントゲンを撮る必要がありそうなケガをした場合、症状が重く感じて不安な場合

【ダブリンやコークなどの大きな都市に滞在している場合】

海外留学保険の窓口に連絡して、私立の総合病院を手配してもらうのが一番おすすめです。
怪我のレントゲン撮影から重い病気の診察まで、待ち時間がほとんどなくその日のうちにすべて対応してもらえます。

お支払いも病院から保険会社に直接請求されるため、一般のクリニックのように一度建て替える必要もありません。

【私立病院がない地域に滞在している場合、または夜間や週末にケガをした場合】

骨折やひどい捻挫、軽症のやけどなどの怪我であれば、インジャリーユニットと呼ばれる公立の軽傷専門病院へ向かいましょう。大病院の救急ほど待たされず、数時間でレントゲンや処置が終わります。

(※夜間や週末に「病気」で体調を崩した場合は、⑤の時間外診療サービスを利用してください)

④ 緊急性が高く、自力で病院に行くのが難しい場合

意識が遠のいている、激しい胸の痛み、大量の出血など、一刻を争う場合は迷わず救急車を呼びましょう。

  • 緊急連絡先: 999」または「112」(アイルランド国内共通)

救急車で運ばれると、公立病院の緊急外来(A&E: Accident & Emergency)に搬送されます。公立の緊急外来は命の危険性が高い方が優先されるため、症状によっては待ち時間が非常に長くなります。

もし意識があり、コミュニケーションが取れるかたや緊急性がそこまで高くなさそうな場合は、自力でプライベートホスピタルに向かった方が早く対応して貰えます。(※私立の緊急外来は、夜間や週末は閉まっているため注意してください)

ひつじ
ひつじ

救急車を呼ぶときは、住所と一緒に郵便番号(Eircode エアーコード)を伝えてね!

アイルランドは似た通りの名前が多くて救急車が迷いやすいから、自分の7桁の郵便番号は覚えておこう!🚑

⑤ 夜間や週末に体調を崩した場合(GPの営業時間外)

一般的なGPの営業日は平日(17〜18時まで)で、土日は休診日です。

「救急車を呼ぶほどではないけれど、月曜日まで待てない」という場合は、「GP Out-of-Hours Service(時間外診療サービス)」を利用します。

  • ダブリン周辺であれば「D-Doc」、コーク周辺であれば「SOUTHDOC」など、
    地域ごとに夜間・休日専門の医師ネットワークがあります。
  • 電話で症状を伝えると、近くの夜間診療所に案内されるか、必要に応じて往診の手配をしてくれます。

⑥ 学校への連絡も忘れずに!

体調不良で学校を休む場合は、事前に学校へ連絡を入れましょう。

アイルランドの学生ビザは、出席率85%以上を維持することが法律で厳しく義務付けられています。

無断欠席が続くとビザが取り消されるリスクがあるため、病欠の際は必ずGPで「Medical Certificate(診断書)」を発行してもらい、学校に提出して「病欠」扱いにしてもらうようにしましょう。

アイルランド渡航後によくある質問(FAQ)

Q1. 持病があるのですが、アイルランドで薬の入手は可能でしょうか?

アイルランドでも多くの医薬品が手に入りますが、日本と全く同じお薬があるとは限りません。そのため、持病がある方は可能な範囲で留学期間分のお薬を、日本から持参するのがお勧めです。

もし長期滞在などで現地調達が必要な場合は、日本のかかりつけ医に、服用中の薬の成分が記載された英文の診断書(Medical Certificate)を作成してもらいましょう。

それを現地のアイルランドのGPに提示することで、適合する代替薬の処方箋を書いてもらうことができます。

Q2. コンタクトが足りなくなった!アイルランドで作れますか?

アイルランドでは、コンタクトレンズの購入に眼科医やオプティシャン(眼鏡・コンタクトの専門医)の処方箋(Contact Lens Prescription)が必要になるのが一般的です。

また海外で流通しているコンタクトレンズは、日本で一般的に手に入るレンズよりサイズが大きいものが主流だったり、種類が少なかったりします。

手続きの手間やトラブルを防ぐためにも、使い慣れたメーカーのレンズを留学期間分日本から持参するのが一番おすすめです◎

Q3. 普段、漢方薬を飲んでいるのですが、アイルランドでも購入できますか?

アイルランドの薬局で漢方薬を購入することはできません。ただし、ご自身で使用する分を日本から持ち込むことは可能ですので、必要な場合は多めに持参するようにしましょう。

なお、ヨーロッパではハーブティーやホメオパシー、アロマセラピーといった自然療法・代替医療(Alternative Medicine)が非常に盛んです。

現地では風邪の引き始めに特定のハーブ(エキナセアなど)を摂取する習慣もあるため、街のオーガニックショップやヘルシーショップ(Health Food Store)でスタッフに相談し、ハーブ系のサプリメントを試してみるのも一つの選択肢です◎

Q4. アイルランドの病院治療でクレジットカードは使えますか?

アイルランドのほぼ全ての医療機関や薬局でクレジットカードをお使いいただけます。

【病院治療で利用可能な支払い方法】

  • クレジットカードまたはデビットカード決済:
    ヨーロッパではVISAまたはマスターカードが主流となっており、
    アメリカンエキスプレスやJCBは対応していないケースも多いです。
  • 海外旅行保険のキャッシュレス・メディカルサービス:
    病院によっては、保険会社から病院に直接支払いが行われます。詳しくは保険会社に直接お問い合わせください。
  • スマートフォンなどタッチ決済:
    Apple PayやGoogle Payの決済も主流となっております。ただし金額が多い場合はクレジットカードでの決済が必要になるケースもあります。
  • 現金(ユーロ):
    小規模のクリニックや、現金支払いも受け付けている病院もなかにはありますが、現金は不可としているところもあり、基本はカード決済が推奨されています。
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