アイルランドの１年間の天気を解説！季節ごとの服装や気温って？

アイルランドは高緯度のため、「寒そう」「雪が積もるんじゃない？」といった印象を持たれがちですが、実際はそうではないんです。

今回は、アイルランドの1年間の季節ごとの天気・気候の特徴やおすすめの服装についてご紹介します！

アイルランドと東京の「気温」「降水量」の比較もしていくので、参考にご覧ください。

アイルランドの気候を解説！ | 年間を通して変化が穏やか

アイルランドは暖流（メキシコ湾流）の影響で、冬でも雪が降ることはめったになく、比較的過ごしやすい気候です。年間を通して気候はマイルドで、気温や降水量の変化が穏やか。

また、「乾期」「雨期」等の区切りは曖昧です。

アイルランドの気候の特徴① １日の中に四季がある

年間を通しての気候の変化が少ない一方、「雨が多い」「１日のうちに四季がある」といわれているほど天候の変化が激しいのがアイルランド。

晴れたと思いきや豪雨、そしてまた晴れる、というのも日常茶飯事。
そのため、雨具やレインジャケットは常備しておくことをおすすめします◎

アイルランドの気候の特徴② 天気が予測できない

天気予報があまり信頼できないのはアイルランドあるある。先ほどお伝えしたように、アイルランドは天候の変化が激しいのが特徴。

天気予報では晴れのはずが雨が降ったり、その逆も然り。雨の予報が出ていても晴天になるというラッキーなことも多々あります。

天候に振り回されることもありますが、この天気のおかげで美しい虹がたくさん見られ、アイルランドの豊かな緑も保たれています。

アイルランドの気候の特徴③ 夏と夜で日照時間に差がある

アイルランドは高緯度に位置しているため、夏と冬で日照時間に大きな差があります。夏は日照時間が長く、夜の10時を過ぎても明るいのが特徴。

それに対して冬は、夕方5時にはすでに暗くなり、朝も8時頃まで明るくなりません。

アイルランドの気温と天気を東京と比べてみよう！

夏と冬で気温差が激しい日本と比べ、アイルランドは一年を通じて気温の変化が穏やか。安定した気候で過ごすことができます。

夏は日本のような厳しい暑さはなく涼しい気候で、冬は東京より少し寒いのが特徴です。

雨は多いものの、湿度はそれほど高くなく、曇りや晴れの日は特に快適です◎

では実際に、東京と比較して気温と天気を見てみましょう！

比較（１）: １年間の最高気温/最低気温をグラフで比べてみよう！

月	最高気温(アイルランド)	最高気温(東京)	最低気温(アイルランド)	最低気温(東京)
1月	8.0℃	9.6℃	3.0℃	0.9℃
2月	8.0℃	10.4℃	2.0℃	1.7℃
3月	10.0℃	13.6℃	4.0℃	4.4℃
4月	13.0℃	19.0℃	4.0℃	9.4℃
5月	15.0℃	22.9℃	9.0℃	14.0℃
6月	18.0℃	25.5℃	11.0℃	18.0℃
7月	19.0℃	29.2℃	12.0℃	21.8℃
8月	18.0℃	30.8℃	11.0℃	23.0℃
9月	13.0℃	26.9℃	9.0℃	19.7℃
10月	13.0℃	21.5℃	6.0℃	14.2℃
11月	11.0℃	16.3℃	6.0℃	8.3℃
12月	10.0℃	11.9℃	3.0℃	3.5℃

アイルランドの夏の平均最低気温は10℃前後。平均最高気温は20℃以下で、東京に比べて低め。

年間を通して東京より気温が低く、半袖を着る期間は短いので、夏服は少なめで大丈夫です◎
8月でも長袖やジャケットが必要になることも珍しくありません。

冬の時期（特に1~2月）は東京より少し冷え込むため、マフラーや手袋、厚手のコートなどの防寒具を用意しておくことをおすすめします◎

春や秋の気温や服装は、日本の冬に近いイメージ。アイルランドは、1年を通してアウターが必要な期間が長いです。

比較（２）: １年間の降水量をグラフで比べてみよう！

月	アイルランドの降水量(mm)	東京の降水量(mm)
1月	60.8	52
2月	70.9	56
3月	114.2	117
4月	63.3	124
5月	41.7	137
6月	34.8	167
7月	49.9	153
8月	109.4	168
9月	118.2	209
10月	131.4	197
11月	53.4	92
12月	68.8	51

アイルランドの首都ダブリンと東京の降水量を比べてみました。年間の降水量は日本の方が多いですが、雨が多い印象のあるアイルランドでも、実際の降水量は少なめ（地域によって異なり、ダブリンとは反対の西海岸エリアでは降水量が多いです。）

毎年5月から8月の時期は比較的雨が少なく、1年の中でも過ごしやすいシーズンとして知られています。

春のアイルランド: 3月・4月・5月の天気と服装

春の平均最高気温10℃、最低気温4℃。

アイルランドの春はまだ気温が低く、冷え込む日も多いです。
少しずつ気温が上がり、草木の緑や花が綺麗に咲き始めます。

• 上着やコートが必要
• 気温が少しずつ上がってくる
• 日本と比べると温かくなる時期が遅い

3月・４月のアイルランド

季節としては春ですが、アイルランドの３・４月はまだまだ冬の気分。
冬用のコートやダウンジャケット、マフラー・手袋もあると便利です。

5月のアイルランド

3・4月に比べると、少しずつ暖かくなってくるのが5月。

日によりますが、特に下旬には薄手の長袖で過ごせる日も増えてきます。

暖かい日は春用のジャケットを着用すると、室内外での気温差に合わせて調整できるので便利です◎

夏のアイルランド: 6月・7月・8月の天気と服装

夏の平均最高気温18℃、最低気温11℃。

夏でも最高気温は20℃前後と涼しい（寒い）気候です。

• 気温はあまり上がらず、快適に夏を満喫できる
• 日差しが強いので、サングラスや日焼け止め必須
• 夏服が活躍するのはほんの少しの期間

全体的に涼しく快適に過ごしやすい服装がおすすめです◎

6月・７月・8月のアイルランド

6月から夏シーズン。数週間程半袖で過ごせる時期がありますが、軽い羽織は常に持っておくことをおすすめします◎

25℃まで気温が上がる日はアイルランド人にとっては海日和だそう。

アイルランド流の夏を楽しみたい方は、この時期のビーチに行ってみてください！

6月に入り夏らしい気候になったかと思えば、8月にはだんだんと気温が下がってきます。夏服は着る機会が少ないので、あまりたくさんは必要ないかもしれません。

秋のアイルランド: 9月・10月・11月の天気と服装

秋の平均最高気温13℃、最低気温6℃。

アイルランドの「秋」は、気温は低く空気が澄んでいて、木々が色づきはじめる街の景色にとても癒されるオススメの季節です。

• 昼と夜の寒暖差に気をつけよう！
• 日照時間が短くなり始める
• 服装は冬服

9月・10月・11月のアイルランド

アイルランドの秋の気温は東京の冬くらいで、９月でも日本の「冬」のような服装の方々がほとんど。

夜は特に冷え込むので、温かい格好で過ごしましょう。

冬のアイルランド: 12月・1月・2月の天気と服装

冬の平均最高気温9℃、最低気温3℃。

冬の魅力もたくさん！ホリデーシーズンは賑やかで、皆楽しそうに過ごす様子が感じられます。
1・2月は一気に冷え込むので、防寒対策をしておきましょう。

• 雪は殆ど降らないが、１月２月は冷え込む
• 室内は暖かいので、脱ぎ着しやすい服装がおすすめ◎
• 冬の朝は８時まで真っ暗

12月のアイルランド

12月は11月とあまり変わらず、寒いですが、東京で過ごす12月とはあまり変わりません。

1月・2月のアイルランド

１・２月は冬でも特に寒く感じる時期。
日照時間が短く雨風が多く、冷え込む日が多いです。

アイルランドの天気と季節ごとのおすすめの服装

アイルランドの天気や気温、そしておすすめの服装について解説しました！

今回紹介したテーマは以下の通り。

• アイルランドの気候
• アイルランドと東京の気温の比較
• アイルランドと東京の降水量の比較
• 各季節の特徴とおすすめの服装

天気についての疑問や、服装についての悩みは解消できましたか？

読んだけどやっぱり持って行く服が決められない、という方はお気軽にダブリンダブリンまでご相談ください！