アイルランドで働く!留学生・ワーホリのための仕事探しガイド

アイルランドは日本人留学生が少ないため、英語漬けの環境を作りやすく、英語力アップを目指すのにピッタリの渡航先。
そして、ワーキングホリデーだけでなく、学生ビザでも働くことができる数少ない留学先のひとつです。
いざ異国の地で仕事探しとなると、「仕事が見つかるか心配」「今の英語力で大丈夫かな?」と不安に思う方も少なくないはず。
そこで今回は、仕事探しの方法やコツ、職種や経験者のアドバイスまで詳しく解説していきます!
アイルランドでどんな仕事ができる? | おすすめの求人

留学生におすすめの職種① 接客業

留学生に一番おすすめの職種は、レストランやファストフード店などの接客業。
接客する場合はコミュニケーションを取るのに必要な英語力が求められますが、キッチンや食器洗い担当であれば、英語力はそこまで求められない場合も。
日本で接客経験がある方は、アイルランドでもスキルを活かしてみましょう!
海外って、おしゃれなカフェが多いからカフェでアルバイトしたいー!


アイルランドのカフェは、バリスタ経験必須で募集をかけてるところが多いよ!
カフェ経験がある人が雇われやすいから、日本で事前にアルバイト経験をしておこう◎
英語でのコミュニケーションに自信のある方や接客が好きな方なら、ホテルでのお仕事もおすすめだよ!
レセプションでの予約管理や接客、電話対応、ハウスキーパーや清掃など、業務はさまざまで、ホスピタリティの経験がある人はより採用されやすいよ✨

留学生におすすめの職種② 専門職

美容師、ネイリスト、医療関係、日本語講師、デザイナー、エンジニアなどの専門スキルや経験があると、仕事が見つかりやすい傾向があります。
しかし、責任も伴う仕事が多いため一定の英語力が必要。事前にしっかり準備してチャレンジしてみてくださいね。

首都ダブリンのGrand Canal Dockというエリアは、有名なIT企業のヨーロッパ本社も多く並んでて、エンジニア向けの求人もたくさんあるよ🌟
留学生におすすめの職種③ 事務職

学生ビザやワーホリ渡航者では珍しい職業ですが、一般事務職、マーケティングや営業職、IT系の技術職等のオフィス業務に興味がある方におすすめです◎
事務作業になるため、PCスキルが必要になるケースが多いので、募集要項をしっかりチェックするようにしましょう!
【番外編】インターンシップで経験を積むのもおすすめ

キャリアを重視したい方や海外就職を目指す方には、インターンシップで経験を積むのがおすすめ。
インターンシッププログラムを提供している語学学校から申し込みが可能で、さまざまな業界・職種の受け入れ先企業が見つかります。
インターン採用では、スキルや経験よりも熱意やポテンシャルを評価してくれる企業が多いので、ぜひ挑戦してみてください!

ワーホリや留学中の仕事は職種に制限がないから、自分がやりたいことやできることで仕事探しを進めると良いよ!
ボクが知っているワーホリ・留学経験者は、雑貨屋の店員や、学童や日本語補習校の先生、語学学校のスタッフなど、いろいろな仕事をしているよ✨
アイルランドでの仕事の探し方 4選

1. 求人サイトやSNSから応募する
留学生やワーホリ渡航者、現地の方も利用する求人サイトはライバルが多いため、少しでも気になる仕事を見つけたらどんどん応募してみてください!

特に気になるお店や会社がある場合は、SNSでの情報にもアンテナを張っておくと良いよ✨
おすすめの求人サイト・SNS
2. 直接CV(英文履歴書)を渡しに行く
飲食店やサービス業は、お店に直接採用しているかを尋ね、CV(英文履歴書)を手渡しする方法もあります。
とても勇気がいる方法ではありますが、タイミング次第では担当者と話ができ、そのまま面接の流れに。
街歩きしながら、気になるお店やエリアをリストアップしておくと良いかもしれません◎
3. 知り合いに紹介してもらう
語学学校や交流イベントで知り合った友人から仕事を紹介してもらえる、なんてことも。
周りに「こんな仕事を探している」と話しておくと、思いもよらないところから話が入ってくるかもしれません。
4. インターンシップに参加する
「一般英語コース+インターンシップ」のコースを提供している語学学校に申込をするのも1つの選択肢。
インターンシップでは、よりハイレベルな職種や未経験の業界にもチャレンジしやすく、今後のキャリアにも活かすことができます。
スキルや経験次第で、無給インターンシップから開始、そのまま有給ポジションをゲットできることも。

インターンシップならEmerald Cultural Institeのインターンシッププログラムがおすすめ。
英語をしっかり学んだあとは、興味のある分野の本格的なお仕事に挑戦してみよう✨
応募する前に確認しよう! | ビザの就労条件

ビザの種類によって、就労条件が異なるため注意が必要です。
仕事先へ応募する前に、ビザの就労条件を確認しておくようにしましょう!
学生ビザの就労条件
アイルランドは学生ビザでアルバイトが許可されている国の1つです。
25週間以上語学学校に通う方は、2ヶ月間のホリデー期間を含め最大8ヶ月間の滞在が可能(2回まで延長申請も可能)。
その期間は週20時間、ホリデー期間(6月〜9月、12月15日〜1月15日)は週39時間までの労働が許可されます。
ワーキングホリデービザの就労条件
ワーホリビザを取得してアイルランドに滞在中の場合、入国後1年間は就ける仕事の種類や期間の制限はなく、フルタイム(1週間に最大39時間まで)で働くことができます。
就労までに必要な手続きとは?

1. 外国人登録 (IRPカード取得)
アイルランドに90日以上滞在する場合は、外国人登録を行いIRPカードを取得する必要があります。
アイルランドに入国すると、パスポートに90日の滞在が許可されるスタンプが押されますが、ビザの種類に関わらず、入国時に押されるスタンプの有効期限は90日。
このカードは仕事を探すときにも必要なので、早めに手続きをしておきましょう!

申請の予約をとるのに時間がかかることも。
アイルランドに到着したらすぐに予約をとるのが安心です!
2. PPSナンバーの取得(Personal Public Service)
アイルランドで働く際には、PPSナンバー(Personal Public Service)という社会保障番号の取得が必須となります。
「My Welfare」というサイトで事前申請をした後、承認されるとメールで案内が来るので、郵便受け取りか各地域の社会保障事務局で直接手続きをするかを選択します。
申請時には「身分証明書」「滞在先の住所証明」「雇い主からのレター」が必要です。
3.Revenue登録
PPSナンバーを取得したらすぐにRevenue(税務当局)のサイトでPPSナンバーを登録します。
アイルランドで働き始めてすぐは給与明細に正しい税金額が反映されず、Revenue登録が完了して初めて、正確な税金額を納められるようになります。
それまでは、Emergency taxという仮の税金を納める必要があり、最大40%くらい課税されてしまうので、最初の数ヶ月はお給料の受け取りが少なめになります。(払いすぎた税金は後から戻って来るのでご安心ください。)
4. 銀行口座開設
お給料が銀行口座振り込みの場合、口座開設するまで仕事がスタートできないことも。
そのため、アルバイトを始める前に海外で使用する銀行口座を開設しておくことをおすすめします◎
アイルランドでは「AIB (Allied Irish Bank)」と「BOI (Bank of Ireland)」の2つの銀行が主に使われています。
また、オンラインバンクの「Revolut」も簡単に開設できるので便利です◎
応募~採用までのステップ① CV・カバーレターの作成

① CV (英文履歴書)の用意
CV(英文履歴書)には日本の履歴書のようなフォーマットはありません。
インターネット上でテンプレートを探して、テンプレに沿って内容を書くと書きやすいのでおすすめです◎

「(職種)CV Format」って検索するとテンプレートがたくさん見つかるよ!
完成したCVは、語学学校で印刷してもらえるよー✨
あとは、有料になるけど、街のインターネットカフェや図書館でも印刷可能だよー!

書く内容は、名前やメールアドレスなどの個人情報、目的、職務経歴、学歴、資格、趣味などのアピールポイントで、写真はつけないことが一般的です。
② カバーレターの用意
CVを書き終えたら、カバーレターを用意しましょう!
カバーレターとは、CVに添える挨拶状のようなもので、CVに書ききれない自己PRや志望動機などを盛り込み、自分を売り込むために提出します。
CVのみで提出しても問題ありませんが、人気の仕事や志望度の高いところに応募する時は、カバーレターを添えてアピールするのがおすすめ◎

オフィスワークはカバーレターも提出必須だよー!
語学学校の先生に添削してもらったり、意見をもらって、より魅力的なCVを作ろう!
留学前に日本でCV、カバーレターを書く練習をしておくのもおすすめです✨


ジョブセミナーを無料で開講している語学学校では、仕事探しのコツ、CVの書き方や渡し方、話し方まで教えてくれて、添削やアドバイスのサポートが付いているよ👀
応募~採用までのステップ② | 面接とトライアル

書類が通って面接が決まったら、面接に向けての準備をしましょう!
以下はアルバイトの面接で高確率で聞かれる質問なので、英語で自信を持って返答できるように練習しておくことをおすすめします◎
- 自己紹介
- 経験やスキル(同じ職種で働いたことがあれば、仕事内容やスキルについて)
- 勤務時間の柔軟性(フルタイム/パートタイム、週末勤務は可能かなど)
- 働ける期間について
- 応募理由
- トライアル可能な日
求められている経験やスキルがない場合でも、これから勉強して努力します!という姿勢を見せることが大事です。
トライアル制度とは?
日本では馴染みのないトライアル制度。数時間〜数日働いてみて、その後正式に採用という流れが一般的です。
面接が上手くいけばトライアルの日の案内があります。
面接の後そのまま1~2時間トライアル、なんてこともあったよ😲


飲食店でのトライアルであれば、事前に使える接客英語を練習したり、メニューを勉強して挑む等、出来る限り準備していくと安心☺
面接やトライアルの日は結果を待つだけじゃなくて、自分からお礼のメールを入れると好感度アップ◎
【お役立ち情報】仕事ゲットのコツとは?

① 適切なアプローチ
応募先の求人や雰囲気をしっかり見て、「応募先がどんな人を求めているのか」を理解した上で提出することも重要。
関連する経験は目に留まりやすいようアピールしたり、活かせるスキルや性質を優先して記載すると応募後の返信率アップ!
同じ内容のCVを何十枚も配るよりも、職種や応募先ごとにきちんと作り替えてみると効果が上がります。
② 求人が多い時期を狙う
クリスマスは1年で最も忙しくなる時期なので、クリスマスホリデー前の秋頃に求人が多くなる傾向があります。
逆に、求人が少ない時期はクリスマス後と、6月〜8月にかけての夏季休暇時期。
学生の夏季休暇期間と重なると仕事が見つかりにくい可能性も…。
そのため、求人が多い時期や少ない時期を把握して準備を進めるようにしましょう◎
仕事探しにおすすめの拠点ってありますか?


首都のダブリンがおすすめ。
ダブリンは国内人口の約3分の1が集まっている都市で、求人の数が圧倒的に多いです。
活気のあるコンパクトな街で観光もしやすいので、ダブリンを拠点に生活すると便利です!
③ 日本での経験を活かす
アイルランドでは経験とスキルが重要視されるため、全くの未経験では採用されるのは難しいです。
そのため、現地で挑戦したい仕事があるなら日本で事前に経験しておくことをおすすめします◎

事前に経験をしておくと、英語力が低くてもスキル面でカバーできるから即戦力!ってことで雇ってもらいやすくなるよ✨
④ 語学力を磨く
アイルランドで仕事を探す場合、最低でもコミュニケーションが取れるレベルの英語力が必要です。
指示されたことを理解したり、分からないことは聞き返したり、受け答えができるよう準備しておきましょう!
仕事探しスタート時の英語力があればあるほど、選択肢の幅が広がり採用されやすくなります。
ダブリンは多国籍の人が集まる都市だから、職場ではネイティブじゃない人も多いよー!
完璧に英語を話そうとするよりも、簡単な言葉やジェスチャーでも、相手とコミュニケーションを取ろうとする姿勢が1番大事✨

アイルランドの給料と生活費の目安

アイルランドの最低賃金は、2024年1月に賃上げされた時点で時給12.7ユーロ (約2000円)、2025年1月から時給13.5ユーロ(約2200円)に上がります。
家賃や物価は日本と比べて少し高めですが、その分最低賃金も高く設定されています。
収入は職種やエリアによってもさまざま。支出は過ごし方によって大きく変わりますが、以下1ヶ月の収入例と支出例を参考にしてみて下さい。
【最低賃金(時給13.5ユーロ)での1ヶ月の収入例】
週39時間働いた場合(ワーホリビザ) | 約2000ユーロ(約32万円) |
---|---|
週20時間働いた場合(学生ビザ) | 約1000ユーロ(約16万円) |
【1ヶ月支出例】
家賃 | ホームステイ(夕食付) | 約1000ユーロ(約160000円) |
---|---|---|
シェアハウス | 600~1000ユーロ(約10万~16万円) | |
その他 | 生活費・食費・観光・旅行など | 500~1000ユーロ(約8万~16万円) |
※1ユーロ=160円で換算

学生ビザでのパートタイムだったら生活費の足しに、ワーホリでフルタイムの仕事を見つけられたら、現地での家賃や生活費は調整しながらだけどカバーできるよ!
外食は高くつくから、出来るだけ自炊を心がけると生活費を一気に抑えられるよ👍
アイルランド仕事探しのまとめ

今回は、アイルランド留学で気になる仕事探し事情についてご紹介しました!
ワーホリや留学予定の多くの方が心配される仕事探し。事前にしっかり準備をして、現地でたくさん挑戦してみてくださいね。
「仕事探しについてもっと知りたい」「自分に合った留学プランが分からない」という方はお気軽にダブリンダブリンまでご相談ください!

ダブリンダブリン編集部のひつじです!
アイルランドに関する情報をお届けするよ☘️
アイルランド留学について知りたいことがあったら、ボクに聞いてね!

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